堺の和菓子がこんなにも美味しいものだらけなんて!!
とあるYou Tubeの旅行記きっかけで堺に興味を持って、調べてみると老舗の和菓子屋さんの美味しそうなこと。
堺といえば小島屋さんの「けし餅」が有名ですが、勉強不足でほかにも沢山美味しい和菓子があることを知りませんでした。
これは全部食べてみたい!
春休みの娘を連れて堺を訪れました。
「今日はスイーツ祭りね♪」
と私のあまりの買い物っぷりに、娘もだんだん面白くなってきたようで。
買ったねぇ♫気持ちいいねぇ(笑)
とワイワイ言いながらお家に帰ってきました。
「堺・八百源」肉桂餅
包みから開けてお菓子を取り出す瞬間、儚げな柔らかさに思わずつまんだ指の力が怯むほど。
中には肉桂がたっぷり効いた美味しい美味しいこし餡が。
その透き通るような餡のお味に対して、キリッとした肉桂。
美味しさのインパクトがありながら後味清々しく、品と歴史とひたすら味を守ってきた人々の凄さが感じられる逸品です。
「堺・八百源」手作り最中 南蛮小判
蓬風味
はんなりシナモン風味
紫芋風味
最中の皮と餡が別々に個包装。
自分で作りたてを戴けます。
皮が何々風味のお味。餡の甘さがそれぞれ少しづつ違うような気がしましたが。。
そのおかげか皮の香ばしさと風味がそれぞれに引き立ちます。
もちろんどれも間違いのない美味しさ。
その中でも私と娘のお気に入りはシナモンでした。
「御菓子司 天神餅」期間限定生チョコ餅 ホワイトチョコとお抹茶
抹茶・羽二重餅・生ホワイトチョコのバランスが絶妙。
千利休の時代から重宝されているしっかりと美味しいお抹茶の苦味を感じながら、とろけそうに柔らかぁいお餅の中に甘くて美味しいホワイトチョコ。
この生ホワイトチョコが美味しかったぁ。
「御菓子司 天神餅」天神餅
こちらも持ったときのお餅の柔らかさに一瞬驚きます。
中には粒あん。
この粒あんが天神餅の肝だと思います。
食べたことのない食感の粒あん。
豆の皮がしっかりと感じられて、かと言って無骨さを感じさせず、いっそ精進料理のような清々しささえ感じられる餡。
二人でしばし感動のお菓子でした。
「天神餅」五街道めぐり 堺道中
メレンゲと材料はほぼ同じ。
薄く焼いたものです。アーモンドの香ばしさがクセになる。
スイーツ祭りにこちらもどうぞ♪と一枚プレゼントして下さいました。感謝!
「御菓子司 天神餅」和三盆墳
ほのかなシナモン味の埴輪和三盆。
お抹茶きりりとしたお味、古墳和三盆。
上品で優しいお味、白い古墳和三盆。
仁徳天皇陵など古墳群のある古の町ならではのカタチ。
お土産にも重宝しそうです。
「堺名産けし餅本舗小島屋泰芳」けし餅ロール
こちらは購入する時、店舗で冷凍の形で渡されます。
持ち帰って冷蔵庫で3時間〜4時間で半解凍の状態でいただく、もしくは5時間以上で全解凍でいただきます。
私達は全解凍でいただきました。
柔らかくしっとりしたスポンジの表面には芥子の実がたっぷり。食べるとプチプチとお口で弾けます。たまに口に入る黒い芥子の実が隠し味となって、驚きと美味しさのスパーク。
そして生クリームが絶品。
また中の柔らかな餅に包まれた餡に間違いはなく、それぞれに美味しい。
そして、それら全てをスプンでお口に運ぶと美しく、美味しいハーモニーが奏でられます。
こんなロールケーキ食べたことないよね、と2人で美味しい幸せな顔を見合わせて。
「なに飲む?」
と聞くと娘が企んだ笑顔で
「お抹茶って。。点てれる?」
「いいわねぇ!」
久しぶりに抹茶茶碗を出して、シャカシャカしました。
釉薬の素晴らしい景色。
義父が以前、私の誕生日にプレゼントしてくれたお茶碗です。
義父の友人に紹介してもらった作家さんにお願いして、作っていただきました。
優しい口当たりのお椀で久しぶりのお抹茶。
堺の歴史と美味しい和菓子。
それを今に伝え続ける方々の努力を改めて識る一日となりました。