秋の始まりに毎年 親戚の叔母様から 栗を頂戴します
ご自宅のお山で採ったものをたくさん送って下さいます
結婚したての頃は 慣れない栗の下処理に大変でしたが 毎年 家族が楽しみにしてくれるので今日まで頑張って「渋皮煮」を作り続けてきました
確かに 栗の皮をむくのは大変なのですが 出来上がれば大変美味しく「渋皮煮」にしておけばそのままでも 潰してクリームにしても重宝します♫
生クリームに渋皮煮を混ぜ込んで 栗クリームを作れば シフォンケーキに添えたり
季節の果物と合わせて 秋のパフェにしたり
多ければ冷凍も出来るので 冬中美味しさを楽しむことができます
寒い冬の日
暖かいお部屋でアイスクリームに
渋皮煮をたくさん混ぜ込んだ
「栗のアイスクリーム」とブランデー
なんて いかがでしょうか。
食後のひと時 ロウソクを灯す優しい夜
幸せになれること間違いなしです♫
☆レシピ☆
「イチから作る 栗の渋皮煮」
工程が多いので ざっと全体像を♬
・鬼皮をむく
・重曹であく抜きをする(3回)
最初の1回目は筋など汚れを取る
・4回目は水だけで茹でてきれいにする
・お水に砂糖を2回にわけて入れ栗を煮る
・ひと晩休ませてシロップを煮詰め、ジップロックに入れて保管
となります
(材料)
栗鬼皮付きのもの 1kg
重曹 小3
砂糖 500〜600g
(作り方)
・大きなボウルに栗と水をいれて軽く洗い 水を入れ替えて栗を浸し しばらく置く
栗についた虫を水でやっつけます
・栗を一つひとつ洗い 穴があいたり柔らかくなったりしているものは外す
・栗むき用のハサミで 鬼皮を剥いていきます
おしりの硬い部分に刃を入れて 少しむいて取っ掛かりをつくり そこを指でつまんでむいていきます
丁寧に
渋皮を破って 中の栗まで刃を入れないように気をつけて下さい
この後 何度も茹でるので 渋皮が破れていると どんどん中の身が溶けて出てきます
この作業は時間がかかるけれど 好きなユーチューブでも見ながら のんびりと単純作業を楽しみます♬
手がガサガサになるので 気になるなら手袋をして
鬼皮がむけたら 渋皮のついた状態で水につけていきます
・全部剥き終われば ざっと洗う
ここでタイムアップなら 水につけて一晩置いておいても大丈夫
ここからはなるべくそっと栗を扱って 渋皮が破れないように気をつけます
鍋に入れる時は 先にお水をはってから静かに入れる
鍋から取り出す時も あらかじめボウルに お水をはっておいてから静かに流し入れるようにします
・大きめのお鍋にある程度水をはって そこに洗った栗をそっと入れていく
お水が足りなければ足して 栗がかぶるくらいの水の量にする
重曹を小さじ1入れる
中火強でお湯が湧いたら 中火弱にして10分火にかける
アクが出てきたら取る
・あらかじめ大きなボウルに水をはり 小さなまな板などをへりにのせ 水を受けているところに 鍋からそっと栗をあける
水が直接あたると 勢いで皮が破れることがあるので まな板で水流を弱めます
・水を受けながらボウルの中で栗の筋や汚れを 手でなでながら取る
汚れ取りはここで済ませ あとはアク抜きとなります
(左 筋などが浮き上がっている栗)
(右 手で汚れを取った栗)
・全て美しくしたら 先程の工程を繰り返す
洗った鍋に再度水をはり 栗をそっと入れて 重曹小さじ1を入れ 中火強で沸かして 中火弱にして10分アク抜きをする
・大きなボウルに水をはり まな板で水を受けながら そっと鍋から栗をあける
・工程の繰り返し3回目
鍋を洗い 水をはり そっと栗を入れ 重曹小さじ1を入れて中火強で沸かしたら 中火弱にして10分アク抜きをする
・大きなボウルに水をはり まな板で水を受け そっと鍋から栗をあける
・最後に水だけで茹でて栗をきれいにします
洗った鍋に水をはり 栗をそっと入れて中火強で沸かしたら 中火弱にして5分煮る
これであく抜き終了です
お疲れ様でした♫
ここからは味付け
・お水適量に 栗をそっと入れて 水が足りなければ足して ひたひたの状態にする
・砂糖の半量を入れて クッキングペーパーで落し蓋をする
中火で砂糖を溶かし 沸いたら火を弱めコトコト5分煮る
・残りの砂糖を全て入れ 鍋を揺するか 傷つけないようにそっとかき混ぜて 砂糖を溶かし さらにコトコト10分煮る
・火を止めてそのまま冷まし 冷めたら冷蔵庫で ひと晩休ませる
・次の日
もう一度鍋を火にかけ 殺菌のため少し沸かしたら 栗だけを取り出して 保存袋や保存容器にそっと栗を入れる
シロップの量を見て
多ければ適量になるまで煮詰め 栗を入れた容器に入れ 冷めたら冷蔵庫へ
長期保存の時は 小分けにして冷凍庫に入れて保存する
はぁ〜長かったぁ(笑)
この仕事が終わると、秋をきちんとお迎えしたような気持ちになります
あとは お楽しみタイム!
お好きな飲み物と お好きなアレンジで
秋を独り占め して下さいね♫