美味しいしあわせ

くつろぎのひと時のお料理やお菓子とお酒 季節の花と緑

神戸↔大分 弾丸フェリー旅 

f:id:habbule-no-neko:20240513133400j:image

4月下旬 夫婦で神戸港↔西大分港の弾丸フェリー旅に行ってきました

弾丸旅とは目的地に向かい 現地到着するも宿泊せずまた出発地に戻るという超過酷な旅

しかもフェリーでの2泊は 3等客室

今まで2等と1等は体験済みなのでこれですべての等級を体験することになります

最後のフェリー泊がスイートだったので今回の3等はあまりの落差にビックリでした

けれどお値段を聞いて なるほどフェリーの客室って費用対効果が最も分かりやすい仕組みなのねと心から納得した次第

値段がどのくらい違うかと言うと

料金は運行される時期によって変動するので詳しくは料金表を見ていただくのが確実なのですが基本の運賃が安ければ神戸港から別府までの片道約13000円ほど

それに追加でお部屋のタイプによりプラス1000円から高ければ24000円となっています

それぞれのお部屋がどうだったかというと

スイートの宿泊はホテルの一室にいながらお部屋が海の上を移動しているという感覚

船の振動はほぼ感じませんでした

2等は4人部屋でしたがその日は夫婦二人で占有できたのでまぁまぁ簡素な個室で窓なし

振動が気になるけど2人なら快適に眠れないこともないという感じ

ですが3等は8人同室

仕切りはカーテン しかも頭部のみ

丸見えの雑魚寝で寝具も折りたたみマット

夜中にトイレに行こうとすると皆さんの足に引っかからないように隙間をぬって扉まで行かなければなりません

同室者によっては様々な方がおられ 子どもさんが泣こうがお父さんが大きないびきをかこうが文句はいえません

そして何より船の振動がダイレクトに伝わって波の高い日は大変だろうなと思います

ですが乗組員の方達のお部屋はこれより下の階にあるはずなので海のお仕事が好きでないと大変だろうなぁとお察しします 

ただ今は新造船された船もあるのでそちらは快適なのだろうなとも思います

ちなみに

今回の弾丸フェリー旅 神戸と大分往復で

大人お一人様10,000円

何度も言いますが 往復 です(笑)

しかも往復フェリー運賃に

フェリー乗り場までのバス代 自宅からの移動で使う最寄りの阪神の駅からバス乗り場のある阪神御影駅までの往復運賃込みのお値段となります

主人と二人 2万円で大分に行って帰れる

破格のお値段です

ただ結果から言うと次に弾丸旅に行くのは もうしばらく経ってからだろうなぁと(笑)

それほどになかなかハードな旅でしたが 

今回大分を存分に楽しんで帰ってきました!

その様子を今回もトリビアたっぷりで長々とお届けします(いつも長くてスミマセン)

さて旅は大分 からではなく

出発地 神戸の御影から始まります

フェリーの乗船時間は19時なのでそれまでフェリーへのバス乗り場のある阪神御影駅付近を散策しました

御影は酒蔵などある素敵な場所

そして今回はたまたまお祭り準備にも遭遇したのでその模様から書いていきます

f:id:habbule-no-neko:20240528211216j:image

阪神電車御影駅を降りると早速神戸のマンホールを発見しました

神戸の港の船と鴎 ポートタワー 甲子園 六甲山のぶどうとワイン パン屋さん 神戸大橋と花火  風見鶏の館 ロープウェイ 布引の滝 紅葉 六甲牧場の羊 中華街と

神戸らしさ溢れるデザインです

神戸はカワイイマンホールがたくさんある街

f:id:habbule-no-neko:20240528210650j:image

こちらは「雨水」の文字が手書きっぽくてお気に入りの雨水用蓋

神戸市の下水道は分流式になっており汚水と雨水が別に処理されているので雨水専用の下水蓋があります

早速マンホールの話で恐縮ですが

ここで豆知識

下水には合流式と分流式があり

合流式は汚水と雨水を1本で流す方式

分流式は汚水と雨水を分けて流す方式です

分流式は後から下水工事が進んだ地方などでは一般的ですが

早くから下水の工事を始めた大都会では合流式のままになっている所が多くて

実際 東京の首都圏と大阪などは合流式の地域が圧倒的に多いそう

神戸では分流式なのでこうして雨水専用の蓋がある ということなんですね

特になんの目的もなく御影探検をはじめましたが ん? なにやら拍子のいい鐘の音が。。

このリズム だんじりでは!

と鐘の音のする方へ主人を引っ張っていくと
f:id:habbule-no-neko:20240528210729j:image

f:id:habbule-no-neko:20240528210851j:image

やっぱり!

どうもこの日は地車だんじり)の組み立ての日らしく あちこちでそれぞれの地車が組み上げられ鐘の練習やらされている様子

こちらの地車の幕はたぶん神武東征の一幕

八咫烏(ヤタガラス)と神武天皇らしき方が幕に描かれているのが見えました

思いもかけずお祭りムードで

威勢のいい鐘の音が町に溢れるなか

探検するのはとってもワクワク得した気分
f:id:habbule-no-neko:20240528210920j:image

しばらくいくと酒蔵の立ち並ぶ地域に入りました
f:id:habbule-no-neko:20240528212819j:image

こちらは宮内庁御用達「菊正宗酒造会社」

屋根下に見えるは中之島図書館などでも見たデンティル(歯状飾り)ですね
f:id:habbule-no-neko:20240528211039j:image

おぉ!酒造用空気弁

中の空気圧が高まりすぎてマンホールが飛んだりしないように調整するための空気弁のある場所です
f:id:habbule-no-neko:20240528211108j:image

少し行くと「白鶴酒造資料館」がありました

日本酒作りやこの辺りの酒造りの始まりを詳しく教えて下さいます
f:id:habbule-no-neko:20240528211148j:image
f:id:habbule-no-neko:20240528212854j:image

海に近い場所で作ればそこから船で各地に運ぶことができます

またここでは海に近いにも関わらず良質な水が豊富でした

どれほど良質なお水かは 後で目の当たりにすることになりましたので後ほど。
f:id:habbule-no-neko:20240528212912j:image

嬉しいちょっぴり試飲コーナー

ちょっぴりづついただいてやっと旅の気分が湧いてきました

いい気分で地車の鐘の音を聞きながら そろそろ駅に戻ります

バス停の場所だけ確認しておこうかとバス停に向かうと阪神電車の高架下にこんな場所が!
f:id:habbule-no-neko:20240528212938j:image

「御影写し所」

日本の第14代天皇であり初の女性天皇であるとされる神功皇后(じんぐうこうごう)がここから船出される際 海の神様である住吉大社勧進してお祀りし お帰りになられた折 ここでお姿(御影の名の由来)を水面に映してお化粧をされたと伝えられている場所です

大変透き通った美しいお水が湧いています

これなら美味しいお酒もできるだろうと改めてこの地の素晴らしさを目の当たりにさせていただき何だか有り難い気持ちになりました

f:id:habbule-no-neko:20240528213004j:image
f:id:habbule-no-neko:20240528213040j:image

すぐ近くにバス停がありました

バスの時刻表も確認しておきます

さてお夕食をどうしましょう

フェリーの晩御飯もいいのですが以前いただいたこともあり 今回はこの近くで晩御飯を食べてから乗船しようかとお店を探しましたがなかなかお店がなく 結局駅前でチェーンのトンカツを食べてバスに乗り込みました
f:id:habbule-no-neko:20240528213102j:image
f:id:habbule-no-neko:20240528213127j:image

バスはどうやらここが始発らしく座れましたが この後ぐるっとまわるうちにすし詰め状態になりました

始発で乗っておいて良かったです

フェリー乗り場に到着し乗船手続きを終えると初めての3等客室へ

f:id:habbule-no-neko:20240604163810j:image

私物つきの写メで大変お恥ずかしいのですが このマットを広げて上にシーツをしき 枕を乗せ上掛けをかけて寝ます

捨ててもいいタオルを持っていき枕にかけて眠りました

お風呂セットも持参です

帝国ホテルガルガンチュアのエコバッグには大量のおつまみが入っています(笑)
お風呂は早く入らないと混雑してくるので空いてるうちにと居を定めるや二人で交代交代でお風呂に行きました

後からロッカーがあることに気づいて ここに入れておけば良かったと知りました

とにもかくにも二人でさっぱりしたところで出航です

ドラの音が響き渡り港を離れてゆきます
f:id:habbule-no-neko:20240528213200j:image

あたりはそろそろ暮れかけて神戸の港町にも灯りが灯り始めます

橋や街が輝いて見え 

船旅の始まる気配を華やかに彩ります

f:id:habbule-no-neko:20240604141829j:image

今回は大分行きなので上のオレンジの航路

瀬戸内海を抜けていきます

明石海峡大橋など通る美しい景色も楽しめる航路

ただ操船する方にとっては漁船他船舶の交通量が多く 瀬も多く 潮流も複雑でなかなか難しい航路のようです

ちなみにこういった船が夜に出航するのは

主な収入源が私たちのような旅行者ではなく

トラックの貨物だから。

翌日配達の荷物を運ぶため一日の終わりに船にトラックが荷物を積んで続々と集まります

船は夜中に目的地の港まで運び収益を得て

トラックは早朝下船してお届け先までトラックで運ぶということになっているのです

ちなみに乗船してすぐのエントランスホールには船旅の情報がたくさんあります

乗船時に今日の見どころの場所と時間をチェックしておきました

今夜のお天気なら明石海峡大橋もきれいに見えそうです

デッキは風がすごいので帽子は飛ばされるのでNG

夜は冷えるので上に1枚はおって上がります

明石海峡大橋が見えてきました

f:id:habbule-no-neko:20240528213248j:image

 

船の速度はだいたい時速40キロ程度

ゆっくりなのでその美しい橋の様子をじっくり眺めることもできますが だいたい写真を撮るのに必死になっているとあっという間に遠ざかっていきます
f:id:habbule-no-neko:20240528213307j:image
f:id:habbule-no-neko:20240528213337j:image

レインボーにライトアップされていました!

キレイねぇとちょっぴり余韻に浸りながら さて!お楽しみの飲み会です

売店で冷えたビールなど買って船内にあるソファやテーブルを使って二人で旅の始まりを乾杯します

さきほどご紹介したおつまみ入りエコバッグを広げて 行き過ぎる暗い島影を眺めながら今日の御影を振り返り 到着後の移動や観光を打ち合わせ

しばらくするとエレクトーンの演奏会がイベントで始まるとアナウンスされ賑やかになりそうなので退散して早々に眠っておくことにしました

以前スイートに泊まった時は普通のホテルに宿泊するのと同じ感覚でお風呂も洗面も自室ですべて事足りていましたが今回は3等客室

歯磨きはトイレで済ませます

とはいえ大きくて広い場所

着替えるスペースも併設されています

キレイにしてくださっているのでそこで歯磨きをして就寝準備をしました

船内の様子も写真でご紹介したいのですが 皆さんいらっしゃるので撮影は控えました

後から夜中に撮れば良かったと気づいたのですがなにせ一部屋に8名ほどで寝ているので夜中にゴソゴソも出来ず撮りそこねました

とはいえこの日の同室の方のイビキがあまりにもひどくて結局ほとんど眠れず

辛くなったので一度そーっと起き出して船内を探検してきました

やはり夜中に起きていらっしゃる方は何人かいらして静かに本を読んでいる方

共用ソファで眠っている方(私もここで眠りたかった!)

乗組員の方で休憩時間なのかゲームコーナーで暇をつぶしている方

いろいろ過ごし方があるようです

ふいに そういえば夜中は確か星空がきれいに見えるはず!

と思い出してデッキに出てみました

エントランスエリアにも「本日の星空」なるお知らせがおいてあります

真夜中のデッキは誰もおらず頭上を眺めるとたくさんの星が見えました

が 船の航行安全のためにライトがついているので思ったほど真っ暗でもなく

誰もいないデッキで暗闇に向かって進む船 下には海原が青黒く波をたて

もしここで海に落ちたら。。

誰かがきて突き落とされても絶対気が付かれないだろうな

とか考えだしたら怖すぎて(汗)

慌てて船内に舞い戻りました

f:id:habbule-no-neko:20240528213414j:image

結局 主人も私もほぼ眠れず 

早朝6:20西大分港到着

けれど久しぶりの大分

早朝の旅先にワクワクです!

あいにくの雨でしたがどうせ温泉入って濡れちゃうしと意気揚々

「別府行きのバス停はどこですかぁ」

と警備員さんに聞きに行こうと走り出した所 バチャンっ!

大きな水たまりに思い切り足を突っ込んで靴も靴下も大いに濡れて明日の朝自宅に帰るまで濡れたまま過ごすことが確定(涙)

やっちマチャオなことになってしまいました

↑(やっちマチャオとはFM COCOROの野村雅夫さんの失敗談コーナーの造語 知ってる方はココロリスナーですね♫)f:id:habbule-no-neko:20240528213440j:image

結局その警備員さんではわからず

フェリー乗り場で確認して時間までこの辺りを探検することにしました

昔はここで荷物の取り扱いをしていたのでしょう

さびれた倉庫群が残っています
f:id:habbule-no-neko:20240528213606j:image

こちらは西大分のホットなライブハウス

隣には海の見える結婚式場もありました

どうやら地元ではお洒落スポットのようです

f:id:habbule-no-neko:20240528213545j:image

バス停に向かう途中でマンホール発見

大分市の花「サザンカ
f:id:habbule-no-neko:20240528213706j:image

こちらは隠し絵になってます

見つけられるかしらん?

(正解 ウナギ メダカ カニ フナ)

このマンホールのあるバス停から別府行きのバスに乗りました

海沿いのバス道は晴れていれば絶景だったと思います

最初の目的地は別府温泉「竹瓦温泉」(たけがわらおんせん)です

f:id:habbule-no-neko:20240528213732j:image

温泉は「流川ゆめタウン前」で下車してすぐ

降りて見つけたのは別府のマンホール

別府市の花「オオムラサキ」とまわりをぐるりと竹が囲んでいます

昔から竹がよく採れた地域なのでしょうか

竹瓦温泉の名前の由来ともつながります

真ん中には私の大のお気に入り「別府ちゃん」→(勝手に名付けました)がいます

別府のべ がパックマンみたいなデザインで書かれているのがカワイイとお気に入りですf:id:habbule-no-neko:20240528213813j:image

温泉の裏手に迷い込んで神社を見つけました

「波止場神社」

1870年(明治3年)に着工した旧別府港(楠港)の安全と発展を祈願して当時 日田県知事であった松方正義氏によって同年6月に創建された神社

西武ライオンズ稲尾和久選手の生家が近くにあり「稲尾神社」とも言われているそうです

旅の安全祈願をして温泉に向かいます

f:id:habbule-no-neko:20240528213917j:image

「竹瓦温泉」 市営の共同温泉

朝6:30から開いています 助かります

正面に唐破風の屋根 入母屋造や寄棟造の屋根 そして裳階(もこし 寺院建築に見られる屋根の下に庇が重ねてあるもの)が組み合わされた複雑で美しい建築です

さきほども少し触れた竹瓦温泉の由来ですが

そもそも漁師町だったこの地に温泉が湧いていてそこに竹屋根葺きの小屋を建てて入浴したことから竹瓦温泉と呼ばれるようになったということです

現在の建物は1938年(昭和13年)に完成したもので2004年(平成16年)に登録有形文化財に登録され2009年(平成21年)に近代化産業遺産に認定されました

中もなかなか風情のある様子

細かなタイルなど年代物です
f:id:habbule-no-neko:20240528213943j:image
f:id:habbule-no-neko:20240528214026j:image

入って左手に砂蒸し風呂があり中は下のようになっています
f:id:habbule-no-neko:20240528214157j:image

砂湯は8:00からとのこと

以前別府で宿泊した際に体験済なので今回はお風呂だけにしました

ちなみに砂湯とは

温泉の熱で下から砂を温めてある砂場に浴衣を着て寝っ転がり 上からアツアツの砂を更にかけてもらって蒸されるという幸せ(笑)

汗たっぷりかいて気持ちいい〜! けど

砂だらけ(笑)

もちろんその後お風呂でさっぱりします

f:id:habbule-no-neko:20240528214105j:image

今日は温泉を楽しみます

お風呂は撮影できませんが入ってすぐに籠だけおいてある脱衣所があり 脇にある階段を降りた所にお風呂がある

というこの辺りではオーソドックスな造り

体は周りのスペースで浴槽からお湯を汲んで清めるタイプ

シャワーやシャンプーリンス石鹸などはありません

持参したお風呂セットで身体を清めてお風呂にとぽん。

しっかり熱めの私好みのお風呂

当然のごとく泉質は最高!

硫黄の香りは全くなく透明

なのに芯からジンワリと身体を癒すお湯

水も硬くもなく柔らかすぎずキレイな水という感じでした

もう無理〜!と思った所で隅にあるお水を汲める場所で冷たいお水を身体にかけて冷やします

温冷交代浴 

熱いお風呂からの冷たい水 ちょっと休憩

で次第に旅の疲れもほぐれていきました

ふぅ♫心地よくトトノイ 

ふんわりしながら待合スペースへ

気持ちよかったねぇと表に出ました

向かいには「竹瓦小路」と呼ばれるアーケード商店街
f:id:habbule-no-neko:20240528214133j:image

こちらも「近代化産業遺産」です

現存する日本で最も古いアーケード商店街

朝早すぎてお店はほぼ閉まっていました

ここから歩いて別府駅

大分駅には電車で戻ることにしました

以前来た時は車で回ったので

JR九州初体験です

f:id:habbule-no-neko:20240603121053j:image

以前駅からすぐのホテルに宿泊したので駅に来るのは2回目

銅像にするにはなかなかのポーズをしていらっしゃるこの方はこのあたりを開発して一躍温泉大国にした油屋熊八氏です

ご陽気なオジサンと侮るなかれ

この方は大成功と大失敗を両方味わい そのアイデアでこの別府を別府=温泉と日本全国に知らしめて一躍大観光地に仕立てた凄い方なのです

・「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府」

とキャッチコピーを考え その標柱を富士山山頂付近ほか全国に立てまくった

・大阪上空から別府温泉の宣伝ビラをまいた

・日本で初めてのバスガイド付き観光バスのシステムを考えた

などなどなど

様々なアイデアで「別府といえば温泉だよね」

というのを日本国民に植えつけた方なのです

f:id:habbule-no-neko:20240603121126j:image

別府へおいで〜!とばかりに両手を上げて招いて下さっている熊八氏の奥には手を温泉につけて温まれる場所もあります

竹の屋根に包まれたこの場所

もしかしたら竹瓦温泉の始まりはこんな場所だったのかもしれませんね
f:id:habbule-no-neko:20240603121150j:image

こちらは 駅前の高等温泉という公共浴場

前にこちらで入浴しましたがここは熱かった〜!

雨の中歩いたけれどさすが別府の湯

まだ体はホカホカです

駅ナカのショップでおビールを調達し

お風呂上がりの1杯を楽しみました

ビール片手に次電車何分だっけ〜とチラリと改札を覗くと あと3分で出発とのこと

慌てて飲み干し 走れ~とダッシュでなんとかセーフでした 

アルコールまわった(笑)
f:id:habbule-no-neko:20240603121227j:image

JR九州の電車はどれもとっても私好み

鉄道デザイナー水戸岡鋭治(みとおかえいじ)先生が数多く手掛ける車両の数々はハードでスタイリッシュ 

色も黒を使うなど常識的な色より印象に残る色使いで乗りたくなる車両に溢れています 

12分ほどの乗車でしたが途中海も眺めながらちょっぴり酔っ払いの2人にはふんわり旅気分でした

f:id:habbule-no-neko:20240603121249j:image

大分駅到着

九州で最も東に位置するこの駅が一番早く夜が明けるということでニワトリの像があります
f:id:habbule-no-neko:20240603121320j:image
f:id:habbule-no-neko:20240603121340j:image

今回は現代アートユニットYotta(ヨタ)さんの作品「花子」が来ていました

ボソボソおしゃべりするし歌も歌いますf:id:habbule-no-neko:20240603121409j:image

雨は降り続いていますがとりあえずお土産を探しに駅からすぐの百貨店の「トキハ」へ

10時の開店と同時に入ろうとすると何やら不思議な音が大音量であたりに響き渡りました

ナニナニナニ?

思わず百貨店入口で コレって何ですか?!

とお聞きすると「百貨店の屋上で鳴っている今では大変貴重なミュージックサイレンというものなんです」とのこと

どうやら開店の10時 正午 閉店の19時に

「朝」「花嫁人形」「アニーローリー」がそれぞれ響き渡るそう

仕組みはよく地方のお役所なんかで正午に鳴るサイレンみたいなものらしいけれど 

良ければYouTubeで「トキハ ミュージックサイレン」でチェックしてみてください

調べたら日本であと一箇所

伊賀市で旧市役所庁舎からミュージックサイレンが流れているそうで

こちらはなんと夜10時にも流してるとか!

ホントに?

それも許されるほど貴重な音源のようです

さてさて 

百貨店では主人がお土産を探していましたが私のお楽しみはこちら

f:id:habbule-no-neko:20240603121439j:image

ご当地名物をいただきます

幻 の文字につられ(笑)赤しそ寿司

農林水産省によれば本来は頭ごと握られているようでこちらでは食べやすく頭の部分は取り除かれています

お祝いやお祭りなどでいただく郷土料理のようです
f:id:habbule-no-neko:20240603121505j:image

地下の売り場にはその場でいただける飲食エリアが用意されていました 

紫蘇の風味が大変良く 食べ応えもあり美味しかったけど 私には少しだけ甘かったかな

九州はお醤油も甘め 

でも多分関西が日本のなかで特にあっさりしているからそう感じるんだと思います

トキハの上の階から今から見に行く大分銀行赤レンガ館のドームを見ることが出来ました
f:id:habbule-no-neko:20240603121530j:image
f:id:habbule-no-neko:20240604140559j:image

こちらが「大分銀行赤レンガ館」

1913年(大正2年)に旧第二十三国立銀行本店として辰野片岡建築事務所(辰野金吾・片岡安)によって建てられました

辰野金吾は東京駅などを設計したこのブログではお馴染みの日本の西洋建築の祖たる人物

こちらは国の登録有形文化財です

中は当時のレンガや柱 時計など遺されています
f:id:habbule-no-neko:20240604140634j:image
f:id:habbule-no-neko:20240604140701j:image
f:id:habbule-no-neko:20240604140725j:image

時計の文字盤に注目

銀行の営業時間 朝9時から午後3時までがわかりやすく金色であらわされています

赤レンガ館を出て向かいの商店街に向かいました

反対に渡るのに通った地下通路
f:id:habbule-no-neko:20240604140749j:image

大分では街作りの一環にアートを取り入れておりパブリックアートも多数ありますf:id:habbule-no-neko:20240604140809j:image

商店街を散策したあとお城に向かいました
f:id:habbule-no-neko:20240604140847j:image

道路元標を発見

その奥に見えるお城は中世に大分の中心部が府内と呼ばれていたため「府内城」と呼ばれています

角に見えているのは「人質櫓」
f:id:habbule-no-neko:20240604140910j:image

こちらは大手門

下の大きな石は「かがみ石」といって大手門手前の壁に配置されているもの

城主の権力などを象徴する石でこんなに大きな石を石垣に据えることができるほどすごいんだぞ ということだそうです

お城の出入り口にはこういう石が置かれがち

大阪城などはどうやってコレ運んできたのかしらというほどとてつもなく大きな石が石垣に埋まっています
f:id:habbule-no-neko:20240604140934j:image
f:id:habbule-no-neko:20240604141006j:image

でも実際の中に詰められている石は割とぞんざい(笑)
f:id:habbule-no-neko:20240604141032j:image

これは石を切り出す際の楔(くさび)のあと
f:id:habbule-no-neko:20240604141054j:image

挟間(さま)と言われる城の中から外を攻撃するときに鉄砲の先だけ出すことのできる四角い穴があいています

そこに登る石段も残っています
f:id:habbule-no-neko:20240604141150j:image

所々崩れているし天守閣もありませんがそれでも城趾の威厳ある場所
f:id:habbule-no-neko:20240604141214j:image

この断面は表面の美しい石垣と 中の手を抜いた石積みが両方見られて面白い
f:id:habbule-no-neko:20240604141235j:image

お堀の上にかけられた「廊下橋」

人の行き交いを見られずに城内に出入りしたり いざとなれば廊下の板を外して敵の侵入を防ぐなど軍事的な役割があります
f:id:habbule-no-neko:20240604141256j:image

お城の向かいには「アートプラザ」という建物がありました

この建物は大分市出身の国際的建築家 磯崎 新(いそざき あらた)氏の設計により「大分県立大分図書館」として 1966(昭和41)年に建てられた建物です

その後図書館は移転して現在はアートプラザとして市民の文化活動などに使われると共に磯崎新氏の作品を紹介する模型などたくさんの資料が展示されていました

内部は撮影OKですがSNSなどへの掲載は禁止とのことなので写真がなく申し訳ないのですが見応えある素敵な空間になっていました

個人的には人生でこの建築スゴイ!!と初めて体感した「京都コンサートホール」が彼の設計だったことがわかり嬉しい驚きでした

それは25年ほど前

バイオリニスト諏訪内晶子さんの公演でした

公演が始まるやいなや音がホールの空間の中で物質的に床や天井 観客などにぶつかって濁るはずなのに信じられないほど澄んでいるのに衝撃

まるで 天井の高い伽藍とした大空間にいる魂だけの自分が清らかな音だけに包まれる

みたいな?

どうも私の貧しい言葉では言い表せませんが

それほど素晴らしい体験をさせて頂きました

f:id:habbule-no-neko:20240604141316j:image

さて お隣は「荷揚げリンクスクア」という公共施設とショッピングモールの入った建物

この辺りは荷揚町という地名で

当時お城は海に面していて船から荷物を降ろす場所だったことから荷降ろし となる所を当時の藩主が降ろすは良くないということで荷を揚げると言い換えて荷揚町となったそうです

それにより府内城は別名「荷揚城」とも呼ばれていたそうです
f:id:habbule-no-neko:20240604141337j:image

こちらに入っていたお店でご当地グルメ「吉野鶏めし」を購入しました

ベンチに座って早速パクリ

ゴボウと鶏の風味が効いてとっても美味しかったです

その後もう一度トキハまで戻ってお買い物

和菓子「但馬屋老舗」で荒城の月なるお菓子を買ってお味見しました
f:id:habbule-no-neko:20240604141417j:image

とってもとっても不思議な食感

卵白をふわふわにした皮のようなもので餡を包んでいる

なんとも説明しがたい美味しいお菓子でした

さて だいたい見たい所は見たし

雨がざんざん降っていてこれ以上歩き回るのも大変なのでお夕食までサウナタイムとすることにしました
f:id:habbule-no-neko:20240604141437j:image

市内の便利な場所にある府内温泉

サウナサウナぁ♫と2時間後にロビー待ち合わせと決めて主人と別れ女湯へ

入って愕然 女子はミストサウナでした(涙)

男子は90度のドライサウナだったようですが

女子のミストサウナは50度ほど

水風呂は両方20度ほどと温度はぬるめ

ただこのミストサウナ 室内が全く見えないほどのミストぶりでどこにベンチがあるのかも全く見えないほど本気のミスト

入ったはいいけどここに何人いるのかも不明

割と本気のミストサウナ体験となりました

結局 あつ湯につかって水風呂につかる温冷交代浴をひたすら2時間

けれど これで案外トトノイました

そろそろお夕食の予約の時間です

歩いてすぐにある「こつこつ庵」という地元のグルメを頂けるお店へ向かいました
f:id:habbule-no-neko:20240604141457j:image
f:id:habbule-no-neko:20240604141511j:image

まずはおビールで乾杯!
f:id:habbule-no-neko:20240604141527j:image

魚のワタ(内臓)を使った「ワタ酢」
f:id:habbule-no-neko:20240604141542j:image

刺身を薬味入りのタレで漬けにした「琉球
f:id:habbule-no-neko:20240604141613j:image

「鶏めし」
f:id:habbule-no-neko:20240604141633j:image

「とり天」

f:id:habbule-no-neko:20240604141557j:image

「大入島の牡蠣」

これ最高に美味しくておかわりしました
f:id:habbule-no-neko:20240604141652j:image

「だんご汁」

はぁ 美味しかったぁ!

大分のお食事も満喫して最後はバスで港まで戻りました
f:id:habbule-no-neko:20240604141711j:image

朝下船した船に再度乗船
f:id:habbule-no-neko:20240604141726j:image

3等客室 今日は眠れるのか

と同室の方々をチラリと伺って窓の外を眺めると主人が

「あれ!一度乗ったことある 空港から出てる海上交通のホバークラフトの倉庫だね」

へぇ〜!ホバークラフト乗ったの

私乗ってないのに ふ~ん と悔しさを滲ませながら 早々に就寝準備

さっと船内のお風呂に入り着替えを済ませ

いまだびしょ濡れの私の靴は履きたくないので主人にビールなど買ってきてもらい 自分たちのお布団エリアで軽く打ち上げ

盛りだくさんの旅を振り返りつつ早々に眠りにつきました
f:id:habbule-no-neko:20240604141747j:image

朝 同室のどなたかのアラームが早朝に鳴り

それが明石海峡大橋を見るためのものだと気づきます

主人も起き出して「行く?」となったので そーっとスマホを手にしてデッキに上がりました

昨夜はまずまずの静けさのなか眠りましたがやはりグッスリとはいかず

疲れは取れませんでしたが朝のデッキには新鮮な朝の海風が吹き抜け頭はスッキリ!

あいにくの曇り空でしたが船旅恒例 朝のデッキでのストレッチもしてすっかり身体も起きました

あとは駅までのバスの定員内に降りられるように準備をして早めに下船の列に並びバスに無事乗車を目指します

バスの座席も無事確保できて阪神御影で下車その後朝ラッシュの阪神電車にまみれながら自宅まで帰宅しました

〈おまけ〉

f:id:habbule-no-neko:20240607090350j:image

「御船印」

旅も無事終わり初めての船での雑魚寝体験もいい思い出となりました

さて日本にはたくさんの船会社がありますが 様々な船でこの御船印(ごせんいん)というものが発行されているのをご存知でしょうか

船の売店などで買うことの出来るこの乗船証のようなものは船会社や船舶によって様々な種類があります

乗船した船で御船印があるか探してみるのも船旅の楽しみになります

ちなみにこちらは300円でした

もう廃船になった船の御船印などは当時の旅を思い出すいいきっかけになりますよ