最終日5日目 推しの景色はコチラ!
エスコンフィールドHOKKAIDO
日本ハムファイターズの本拠地です
5日目
お世話になった旭川を発ち札幌へ戻ります
お昼ご飯は駅弁 旭川駅の駅弁屋さんで
主人は 三色弁当
私は甘エビ カニ いくら弁当を買いました
他にも燻製玉子を追加し ホームへ
するとホームにはキハの車両が!
路線距離約260km宗谷線を走る普通電車です
終点稚内到着は普通電車なら最短で6時間超 自然豊かな土地を走り抜ける過酷な路線です
「宗谷線」のプレートが
その誇りを静かに物語っています
最新鋭のH100形をおいて出発するキハ54
その後ろ姿に
乗り越えた冬の数を感じられます
この青虫みたいなのは特急ライラック
旭川と札幌を結びます
こちらは特急オホーツク
営業区間は札幌と網走で営業走行距離は400キロ弱
特急で5時間22分かけて結びます
北海道の広大さがリアルに感じられます
この特急で旭川から札幌は1時間30分ほど
車内のフカフカ椅子で
快適に札幌まで運んでくれます
旭川駅を出て川沿いで鹿の群れを見ました
途中駅でオレンジのキハとすれ違い
少しして燻製玉子と駅弁をいただきました
札幌駅に到着
今日は日本ハムファイターズの本拠地
エスコンフィールドを見に行きます
すぐ向かいの電車に飛び乗って北広島駅へ
ほどなく北広島駅到着
改札目の前のインフォメーションコーナーでマンホールカードを頂きました
ここからエスコンフィールドまではバスも出ているのですが歩いて20分ほどと聞いたので歩いて向かうことにしました
道すがらエスコン推しの広告
もちろん新庄監督も前面に出ています
振り返ってみた北広島駅
北広島市は広島県出身者によって開拓された土地ということから北広島となりました
地味めな駅でエスコンフィールドの派手さとは随分印象がかけ離れた最寄り駅
実はいまエスコンフィールドに近い場所に
北広島市の請願駅(お願いして鉄道会社に作ってもらう駅 費用の負担など様々条件がある)を新しく作る計画がありまだ先のことですが完成すれば徒歩5分で球場に行けることになります
雪まみれでどんな歩道か全くわからない線路沿いをひたすら歩いていきます
電車って電柱に通っている電圧よりはるかに高い電圧を使ってるんですね
電線をピンと引っ張る用の重し
初めて見ました
電柱近っ!なんか見どころいっぱいです
ひたすら真っすぐ歩いてきました
レトロな橋梁 撮り鉄スポットにいいのでは
マンホールを見つけました
「真ん中にヒロシマのヒを図案化したものを無限の三角形で北広島の発展を云々」と
シンボルの意味は普通ですが
この意匠の書き方の説明が大変長くて
「正三角形のABC各辺の中点F云々」
と数学の問題みたい
担当者が理数系の方だったのかしら
知らんけど(大阪名物しらんけど)
「エスコン左」の看板で高架をくぐります
しばらく行くと右手に見えてきました
「BIG BOSS Bridge」
ファイターズマンホールと球場
人気のパン屋さんやアウトドアのショップなどもありマンホールカードの配布場所になっているショップもありました
近づくとすごい迫力!カッコイイ〜!!
「エスコンフィールドHOKKAIDO」は
大林組が施工を担当し総工費600億をかけた ドーム球場風野球場です
天井が開閉式なのでドーム球場風となります
重さが一万トンを超える大屋根は
開閉するのに25分ほどかかりますが
電気代は2〜3万円ほどとのこと
想像してたよりお安い印象です
冬季は工事が出来ないこともある北海道で
万全の雪対策がとられ 2年8ヶ月で完成させました
周辺の開発も日本エスコンが行っています
そもそも
日本ハムファイターズは札幌の球場をホームグラウンドにしていたのですが使用していたドームは札幌市の所有でした
使用料に年間13億円払っていたことから新球場を建設しようということに。
新球場誘致には札幌市と北広島市が名乗りを上げましたが 激しい交渉戦の結果北広島市が勝ち取りました
北広島市は日ハムへの土地無償提供やインフラ整備費の負担 固定資産税都市計画税の10年間免除などの条件で新球場建設を勝ち取りました
それらは全て球場を中心とした街作りのため
まわりには約束通り新しい道路や上下水道等インフラが整備され
病院 介護施設 マンション ホテル ショッピング施設 アスレチックができ
球場のバス停からは各地へ直通のバスも走る大変便利な街が作られつつあります
エスコンフィールドは試合がない日は無料で入場することが出来ます
あちこちに入口がありますが駅から近い入口を入ると早速サウナの広告
そう!ここは球場内に野球観戦をしながらトトノえるSAUNAがあるのです!!
北広島は大変SAUNA推しでまわりには様々温浴施設があり当然のようにサウナもあります
この辺りはモール泉という温泉が湧く地域
モール泉は植物起源の有機物質を含んだ温泉で保湿効果があり「美肌の湯」といわれます
野球観戦しながらサウナってホント最高!
入ると急に広がる大きな球場に
思わず歓声を上げました 広い!
すぐ横にはかつて日ハムに在籍したスーパースター大谷選手とダルビッシュ選手の壁画
皆さんこの前で写真を撮られていました
ちなみに2人の背番号はどちらも「11」
現在は欠番になっています
巨大なガラスの壁は本当に美しく大迫力
一面ガラスにすることで直射日光を取り込み芝の生育を助けます
開閉できる天井はメンテナンス用に
「キャットウォーク」があるようです
この大屋根は
左右客席数の違う内部構造により非対称
冬季 降り積もった屋根の雪が落ちない作りになっています
大屋根の設置は大変困難を伴ったようで内部の工事を止めずに屋根を乗せるのに様々工夫されたとのこと
工事の詳細は大林組のホームページに解説されていますが それによると一番苦労されたのは「雪対策」とのことでした
翌日の工事のために夜中じゅう重機で除雪し
翌朝工事を始める前に再度除雪
溶けた雪が凍ると電動ピックで氷を割り
施工中のコンクリートが凍らないようにストーブで現場を温めながら作業するなど
北海道でこれだけの大型施設を建設することがどれだけ本州と条件が異なることなのか
拝読するとよくわかります
他にも様々工夫があるようで
選手がいるダグアウトやベンチに続く廊下はわざとコンクリート打ちっぱなしの造り
理由は 底がギザギザの野球用の靴で歩くと
「カツーンカツーン」
と音がして高揚感がでるから
その他工夫と秘密がたっぷりのエスコンフィールドHOKKAIDO
有料のツアーに参加するといろんな話が聞けると思います
ショップでは選手達の商品と共にサウナグッズも販売されていました
2階はオーダーもできる高級なショップ
シートは何種類かありますが座り心地は最高
甲子園と京セラドームのプラスチック椅子しか知らない私にはフッカフカのラグジュアリーシートです
球場の芝は天然芝で芝の上に置かれているシルバーの機械は生育を促すライト照射の機械
北海道の寒冷地でも芝が育つよう芝の底には地温コントールシステムがしかれ温水冷水で温度管理し天井の開閉で日光も浴びられます
観客席からは選手達が近い!
ブルペンもこんな感じです
上の階に移動しました
こちらでは少しひいて上段からスタンディングで野球を見ることも出来ます
飲食店もたくさんありテイクアウェイも可能
様々な施設の入るTOWER 11のエリア
イレブンは先ほど紹介した大谷選手とダルビッシュ選手の背番号
革新的な野球場にとらわれない施設運営を掲げてお二人の革新的な野球のスタイルに敬意をはらってタワーイレブンの名前にしたとのことです
こちらにはFM北海道のサテライトスタジオがあり全道に放送されます
ゴルフのシュミレーションマシーンもあり
乗馬倶楽部の乗馬マシーンがあり
最初に紹介したSAUNA
ホテルエントランス
こちらの宿泊部屋から試合観戦もできます
他に美術館 ワーケーションエリアもあり
もう野球場とは思えません
下に降りるとビール醸造所と併設レストラン
球場限定ビールもあります
一階は店内でゆっくり二階は野球を見ながら座ってもスタンディングでも飲める場所です
車椅子椅子エリア
試合を見ながら仕事をするエリア
実際試合のないこの日もここでお仕事されてる方がいらっしゃいました
確かに出張で来た時 資料とか整理するのにとてもテンション高めにお仕事出来そうです
球場は全体的に明るいのですが
こちら控えのエリアの照明は全部照らすのではなく少し控えめなスポットライト照明になっています
球場の照明はパナソニックが担当したそうで
LEDを使った照明は野球観戦に適した照明だけでなくイベントにも対応できるようドラマチックなスポット照明などイベント会場としての機能も優れたものになっているそうです
こちらは日ハムの歴史資料館入口
エスカレーター上には今まで獲得してきたペナントが飾られています
エレベーターを上がると見えてくる銀河系
と思いきや巨大なコカコーラ
こちらはコカコーラゲートの入口でした
向こうに見える宙に浮く客席スリリング〜!
コカコーラゲートの外にはスキー体験やアスレチックエリアがあります
ほっこり雪見エリア
ベビーカーなどをつないで置く場所
女子トイレにはこんなお知らせがありました
至れり尽くせりです
そして私が一番トキメイたのはこちら
むき出しの配線たち!
天井には配線 配管が整然と巡らされていてダクトも丸見えです
設備ツアーとかも是非とも開催してほしい!
消火栓をご覧ください
ほら ボールになってます♫
エレベーターに球場からのメッセージ
「FUN FOR ALL」
まさにあらゆる人の楽しみを満たせる場所
こんな野球場 見たことありません!
野球場を中心にイチから街がデザインされる現場を見ることができ とても刺激を頂きました
ちなみに
この球場でフォトウェディングも出来るそうでウェディングドレス タキシード姿の新郎新婦がマウンドに並ぶ姿や ベンチから自分たちの名前が表示された電光掲示板を見上げる後ろ姿 愛のキャッチボールなどなど
やりたいことが全部叶いそうなプランもあるようです
コカコーラゲートを出ると右手にバス乗り場
バスもブラックとブルーで塗装されており
もうなんでもかんでもオシャレです
バス停からは北広島駅 新札幌駅 野幌駅 新千歳空港へとアクセスできます
私たちもここからバスで55分かけて空港へ
11(イレブン)の名に恥じない
確かに 想像の上をいく球場でした!
時間通りに空港到着
最後のソフトクリームをいただきます
空港一番人気の きのとやさん
美味しい うーんどれも美味しいけど
どのソフトクリームが優勝?ときくと
満場一致で雪印パーラーとなりました
雪印パーラーさん おめでとうございます!
さてお買い物など大量にして
晩御飯 どこにしようか悩んだ挙げ句
函館の老舗のカレー屋さん
「五島軒」にしました
創業140年以上のお店です
私はイギリス風カレー 主人はカレーうどん
五島列島出身のシェフの名前が由緒の五島軒 おうどんはやはり五島うどんでした
帰りは雨のフライト
ここまで最高のお天気で旅できたことに感謝です
皆様長きにわたり長文お読み下さりありがとうございました
本当にお疲れ様でございました
ほんの一瞬でも一緒に旅している気分になっていただけたのなら嬉しいなと思っています
ちなみに
この日 お昼頃娘から連絡があり
「インフルエンザに罹りました お熱38度」
とのこと 一人にして申し訳ない
帰ったら母 また頑張ります!
時おり あの静かな雪を思い出しながら。