ホワイトデーのお返しにピッタリ♫
シナモンの香り高い、手作りチュロスです。
学校に持って行っても食感や風味が変わることなく、カタチも崩れにくいのでたくさん配るのにはもってこいのお菓子。
もちろん、お家のみんな集まるリビングにストックしていつでもつまめるお菓子としても。
我が家では朝食になることもあります。
なんていうのも、美味しくて♫
どんなシーンにも使える便利なスイーツです。
「シナモン香るチュロス」
(材料)5センチなら50本ほど
強力粉 100g
牛乳 150cc
バター 20g
卵 1個
グラニュー糖 大2
シナモン 小1/2
絞り袋
星型の口金
〈チュロスが星型の理由〉
小麦粉料理を揚げるときは、油の中で破裂する時があります。
これは、小麦粉のグルテンが加熱されると水蒸気を発生するから。
砂糖とベーキングパウダーを入れるレシピ(小麦粉100gに対して砂糖10g以上、ベーキングパウダー3g以上含有)だとそれらが小麦粉の水分を吸収して破裂することはありませんが、チュロスのように砂糖もベーキングパウダーも入れないレシピの場合はキレイな丸形の口金などで揚げてしまうと水蒸気の逃げ場がなくなり破裂することになります。
星型の口金を使えば、絞り出した表面が粗くなるためそこから水分が抜け出て破裂を防ぐことが出来るので大丈夫。
揚げていてもシュワシュワと水分が出てくる程度で油が周りに飛び散ることはありません。
台湾の朝食などでよく食べられる揚げパン(油餅ヨウピン)なども本当に美味しいので、日本で食べたい!と手作りしたいのですが、作るときには必ずレシピの通り忠実に作ることが大切です。
(作り方)
・強力粉をふるっておく。
・後で混ぜる作業があるので、少し大きめの鍋に牛乳とバターを入れて溶かしながら軽く温める。
決して沸騰させないように気をつけて。
・そこにふるった強力粉を入れてごくごく弱火で混ぜる。
この段階では固い生地なので、ヘラで押し付けるように混ぜ合わせる。
粉が生地の中でダマにならないようにキレイに混ぜ合わせる。
もし、慣れなくて時間がかかりそうなら一旦火を止めて作業してもいいです。
・ひとまとめになれば溶いた卵を3回に分けて、少しづつ入れてよく混ぜる。
ここもごくごく弱火。
時間がかかりそうならここでもいったん火を止めて作業してもいいです。
・柔らかいうちに口金をつけた絞り袋に入れる。
背の高いコップなどに口金をつけた絞り袋を入れておき、そこに生地を入れていくと作業がしやすいです。
・油を160度に熱しておく。
・油の中にチュロスのタネを適当な長さに絞り出して揚げていく。
美味しそうな色になればOKです。
この、タネを絞り出すのが一番の難所。
絞り出しにくいタネなので、ビニールの絞り袋が破れたり、口金が飛んで出たりすることも。
コツは、
右手はタネの上の袋を握り、
左手は口金と絞り袋を一緒に握り、口金のすぐ手前をギュウと絞って口金にタネを押し込む感覚で絞り出すことです。
手間取ったら諦めて一旦脇において、油の中の絞り出したタネを美しく揚げることに専念しましょう。
タネがなくなる頃には慣れてスムーズに絞れると思います。
・揚がったら油を切って、大きなボウルに入れ、熱いうちに砂糖とシナモンを振り、手で混ぜ合わせると出来上がり。
最初はお砂糖と馴染みにくいですが、よくよく混ぜていると油分や水分でしっとりしてお砂糖も馴染みやすくなります。
シナモンのいい香りがキッチンに漂いますよ♪