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ランジャ隊1号 織田信長の気持ちを知る


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蘭奢待」(らんじゃたい)

正式名称を「黄熟香(おうじゅくこう)」

 国宝の香木です

その香りは得も言われぬかぐわしさとのこと

天皇の勅封により管理され

時の権力者が望んでも、封が解かれない限りその香りを戴くことは出来ない

その幻の香をなんとこの度大阪歴史博物館で体験出来るイベントが開かれると知り行ってきました

まさか生きているうちにあの香りを嗅ぐことが出来るとは夢のようです!
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2025年8月24日まで行われているこの特別展大阪城のすぐ隣にある大阪歴史博物館で行われています

今回の特別展は、正倉院の宝物をレプリカや映像を使って紹介するものでした

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憧れの蘭奢待正倉院で保管されています

正倉院について詳しくはブログ内

近鉄3日間乗り放題旅3日目正倉院の雅香るあおによし」でご紹介しています

良ければ読んで頂けると嬉しいですが

長いので(笑)

手短に言うと

正倉院は奈良の東大寺の敷地内にあります

校倉造り(あぜくらづくり)の建物

中には唐櫃などに入れられた宝物が厳重に管理されそれらは勅封(天皇の許可がなければ開けられない)とされています

滅多に開けられなかったことから中の宝物の保存状態が非常によく、納められた宝物のなかには正倉院が建てられた当時1300年ほど前のものもあります

そもそもこの正倉院東大寺のなかに建てられたのには理由があります

それは一つの「恋」の物語f:id:habbule-no-neko:20250708171517j:image

最初にこの場所に納められた宝物は聖武天皇の遺品でした

聖武天皇の御世は政争や疫病、地震など社会不安に満ちた時代

当時、日本では大陸から伝わった仏教を国教としており聖武天皇は妻の光明皇后と深い仏教への信仰と共に政治を行いました

奇しくも次々起こる厄災がそれに立ち向かう二人の絆を深めたのかも知れません

東大寺聖武天皇が仏教によって民を一つにまとめ争いをなくし国を護りたいという想いで建てた悲願のお寺でした

 

そして東大寺完成から四年後

聖武天皇崩御されます

一人残された光明皇后は、天皇の遺品を見るにつけ

「陛下の温もりがまだ残っている気がして」

「目に触れると崩れてしまう」

ほど嘆き悲しみます

彼女は聖武天皇が建てた東大寺の大仏様に遺品を奉納することで夫の成仏を願いました

彼女の願い通り聖武天皇の遺品は正倉院に納められ、現代にもその美しい品の数々を目にすることが出来ます
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美しい螺鈿の施された琵琶は

佗びた音色を想うとこちらまで胸がしめつけられます

けれど、私なら。。。

無事正倉院が完成しその中に彼を思い出す品すべてを納め、法要を済ませ宮廷に戻った時

がらんとした部屋を見て

本当の哀しみと孤独を感じるのではないかと思います

彼女は実際どうだったのでしょうか

そんなことに想いを馳せてこの特別展を巡ると、歴史を「人生の物語」として心深く感じることが出来るかも知れませんf:id:habbule-no-neko:20250702144833j:image
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天皇勅封の扉とはこんな感じ

この開封閉封の儀は正倉院公式Youtubeで見ることが出来ます
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↑あおによしのテーブルライトのモチーフとなった杯
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後半にやっと展示がありました

楽しみにしていた「蘭奢待

香りはやはり「得も言われぬ」香り!!

つまり。。

どんな香りってハッキリ言えない(笑)

確かに物の本に書かれている通り「桂皮」

シナモンっぽい香りがして甘いバニラや杏仁の香りもしました

でもそれだけでは言い尽くせない

甘さスパイシーさ 苦く 酸っぱく 塩辛い

五味を併せ持つ香りとされています

 

香りって人の記憶と深くつながっていて

香りで景色や気持ちが思い返される時があります

けれどこの「蘭奢待」はあまりに高貴で複雑な香り。

私の人生のどの断片にもこの香りと結びつくものはなく

またこれから先生きたとして、どの瞬間にも

「あ、なんかこの香りって蘭奢待の香りっぽくない?」

とはならないだろうなという確信が(笑)

けれどそんな夢見心地を庶民も味わうことが出来るのは「いい時代に生まれたな」と感じ「蘭奢待の香り再現!」なんていう企画を考えて下さった方には心から感謝です

 

そして実際に香りを再現して下さったのは

高砂香料工業株式会社

日本トップの香料メーカーで世界28の国と地域に事業展開していらっしゃいます

現在正倉院を管理している宮内庁と協力して実際の蘭奢待を嗅いだり 香り成分を科学的に分析したりして再現したのだとか

 

香りといえば日本では「香道」というものがありますが、香道では香木の欠片を焚いて香りを「聞」きます

蘭奢待は水に浮かべると沈むほど重いとされる「沈香」(じんこう)という種類で

樹木が傷ついたり細菌に感染した際に生成される樹液が長い年月かけて変化し香木となります

蘭奢待」という名前は、そもそも

それがある場所「東大寺」と呼ばれていましたが、香道で香木は火で焚くもの

東大寺を焚く」ではよろしくないと

東大寺」の文字を忍ばせて「蘭奢待」となったとも言われています

蘭奢待」のなかの文字をよ〜く探すと

東大寺」が見つかります!嬉しい

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この日は友人と一緒に訪れました

蘭奢待に興味なんてないだろうなと、最初は一人で行くつもりだったのですが

主人に「誘ってみたら」と言われメールしたら「行く行く〜!」とのこと

蘭奢待嗅いでみたい〜!芳しくなりたい!」

と返事が来て喜びの

「ブルータス、お前もか」です

いや、芳しく(かんばしく)なりたいって(笑)

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この日は6月30日

猛暑でしたが向かいにある最近出来た

難波宮」を眺めることの出来る展望台へf:id:habbule-no-neko:20250704081721j:image

手前にある高速もここだけはわざわざ地上に降りています

お昼ご飯は展望台と共に出来た「なノにわ」というカフェエリアでカレーを頂きました。

美味しかった♫

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そこから横断歩道を渡って大阪城

いつ見ても立派で美しい
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立派な門を現代の乗り物「エレクトリックカー」が通り抜けて行きます
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大阪城のマンホールと共に大阪城をパチリ
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本日2つ目の目的地「豊国神社」
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今日は一年の半分が終わる日

「夏越の祓え」(なごしのはらえ)の日です

千茅(ちがや)で作られた丸い茅の輪をくぐって災いを祓います
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4回茅の輪をくぐるのですが(3回まわって最後に通り抜けて4回)向かいに豊臣秀吉像があり一礼する度に秀吉に頭を下げることになります(苦笑)

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豊臣家の家紋「桐紋」

敷地内に風鈴があしらわれたエリアがありました

外国から来られた方が風鈴の音をスマホでおさめていました
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本当に音で涼めるくらい暑い!
帰りは駅まで乗り物に乗って行こう!ということで。。。
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ヒャッホ〜♫

観光客をかきわけてすすむ日陰つき乗り物は最高です

観光客気分も味わえて帰宅の途につきました

さてさて

実は歴史博物館内のショップでこんなものを買っていました
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帯 3000円です

羽織や古い帯が破格で売られていて

状態は割といい感じ。

友人も布を使った手作りのとあるプロなので(先日講師の免許を取得)二人でどれにしようか大騒ぎして見ていたら日本人外国人含め「あら、いいじゃない」と集まってきて割と売り上げに貢献することが出来ました(笑)

おかげでお店の方にも感謝のお言葉を頂戴し私たちも無事好みのものを選んで購入

私はクッションにリフォームしたいなと考えています

完成はいつになることやら

またいつか完成したらXでポストさせていただこうかと思っています

X(エックス)では毎週2回月木に持っていく母屋へのごはんや日々のデザート 出来事などをポストしています

良ければそちらも覗いてみて頂けると嬉しいです

あ!!!

そうそう

タイトルの「ランジャ隊1号」について説明するのを忘れてました

一緒に行った友人が蘭奢待の香りをかいで

「なんか香りと名前のイメージが一致しない」

とのこと

じゃぁ何ていう名前ならしっくりくるの?

と聞いたところカタカナで「ランジャタイ」

とのこと

なんかそれって「ランジャ隊」みたいね

ランジャ隊茶色見参!って感じ。と私が返すと後日「ランジャ隊1号へ」というタイトルでメールが。

なんか私1号にされてました(笑)

私からは2号へと返信

いい歳をしてもそんなやり取りが出来る幸せです

織田信長は数少ない蘭奢待の香りを体験した一人

ランジャ隊1号 織田信長の気持ちを知る。

破天荒極まりない彼ですら

その香りに包まれた刹那

無常の歓びに包まれたんじゃないかな