美味しいしあわせ

くつろぎのひと時のお料理やお菓子とお酒 季節の花と緑

ソパ・デ・アホ ニンニクのスープ


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スペイン語でニンニクは「アホ」と言います

いや ホントに(笑)

バカ じゃなくてアホ

関西弁に 親近感を感じます(笑)

以前 スペイン料理にはまりアルボンディガスを作った時 レシピを見てアホスープも作ったのですが なんかしっくりこなくて

確かに美味しいんだけれど ソパ・デ・アホを調べたときに

「スペインでは風邪をひいたときにマンマが作る料理」

と書いていた通り 少しおじや感があるような

もっと美味しくなるはずっ!

と私好みにいろいろ変えちゃいました

正式なソパ・デ・アホではないけれど

ニンニクのスープとしては

私の中で最高峰

ミキサーしたパンがいいとろみと風味を出してくれます

隠し味は ひとつまみのお砂糖

これでグンと味がまとまります

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☆レシピ☆

「ソパ・デ・アホ」

(材料)4人分

ニンニク 大きめのもの4片

牛乳 適量

食パン 一枚(フランスパンならさらに良い)

生ハム 30g

玉ねぎ 1/2玉

砂糖 小1/2

コンソメ 小1.5

粉末パプリカ 小1.5

塩 少々

水 500cc

オリーブオイル 大3

(作り方) 

・小鍋に皮をむいたニンニクとヒタヒタの牛乳を入れて15分 中弱火で柔らかくする

牛乳で煮ることで臭みをとります

焦がさないように気をつけて

・鍋にオリーブオイル みじん玉ねぎ 千切り生ハム 一口ほどにカットしたパンを炒める

・柔らかくなったニンニクをさっと洗って 炒めた鍋に入れる

・水 砂糖 コンソメ パプリカ粉を入れてバーミックスでミキサーする

・温めて味をみて 塩少々で味を整えて出来上がり

本場のスープのように卵は入れないけれど

にんにくそのものを臭みを抜いて 美味しさとパワーをいただく そんなスープに仕上がっています

滋味豊かなお味 じんわり体に染みるスープです

こちらも風邪にはしっかり効きそう!

ところで

風邪の日にお母さんが作ってくれたお料理って何ですか?

これ 結構お家によって違うと思います

主人のお家では 風邪といえば白粥

胃腸が元気でも 熱があれば必ず白粥です

「食欲ないでしょ。。はい白粥」

みたいな

いやいや 熱はあるけど食欲全開!

な私には白粥では物足りない

ちなみに私の実家は全員胃腸が丈夫(笑)

「風邪なの?かわいそうに なんか食べたいもの言って」

「うーん。。じゃあお寿司♫」

「オッケ〜♫」

とうことで風邪をひくとお寿司が食べられるということになっていました

風邪ひき=かわいそう=せめて美味しい物

という理屈です

お寿司と言っても お寿司屋さんからとる高級なものではなくちょっといいスーパーで売ってる程度のお寿司ですが

ウニの繊細な味がわかるかわからないかで重篤度がわかりました

そこで

結婚して初めて風邪をひいた主人に

「はい!お寿司」

と持っていくと

「風邪引いてるのに生ものって!!!」

と喧嘩になりました

胃腸の丈夫さの違いが生んだ悲劇

お家によって習慣って違うのねと

多様性について学んだ冬枯れの午後でした