子ども達が小さな頃、よく一緒に作ったカリカリおじゃこ。
お皿に盛られて出てくるおやつではなく、自分で作ったものの出来たてを食べる。
つくる幸せ、食べる幸せを感じて欲しくて、一緒にお料理を作ったりしていました。
お料理といってもこれは本当に簡単なもの。
フライパンにおじゃこを入れて火にかけるだけ。
だけど、小さいお魚の中にたまに入っている小さなタコみたいなのとか子ども達はその大きな瞳でいろんなものを探しあてます。
小さいお魚が火にかけるうちにどんどんさらに小さくなっていく様子。
香ばしいいい香り。
混ぜてないところがあるとそこだけ焦げていくこと。
焦げると美味しくなくなること。
火は美味しくしてくれるけれど、危ないこと。
火にかけると水分が蒸発すること。
水分がなくなるとこんなに小さくなってカリカリになること。
そして、こんなに香ばしくて美味しくなること!!
出来たてのあたたかい、自分で作ったカリカリおじゃこを手でつまんで口にほおりこむと
「美味しい〜♫」
何より嬉しいのは、子ども達のその美味しい笑顔を見られることです。
たくさんの幸せがつまった子どもと作るカリカリおじゃこを昔を懐かしんで久しぶりに作ってみました。
春休みでまだ起きてこない娘が、起きてきたら食べさせようかと。
キッチンにはまだ香ばしい香りが漂っています。
「子どもと作れるカリカリおじゃこ」
(材料)
ちりめんじゃこ 適量
カリカリになるとカサが1/3ほどに減ります。
(作り方)
・フライパンにちりめんじゃこを平らに入れて、中弱火でカリカリになるまで炒る。