先日、久しぶりに家族で神戸のハーバーランドオリエンタルホテルに宿泊してきました。
一番のお楽しみはSauna!!
気がつけば家族みんな、知らないうちにそれぞれサウナにハマり。
ならば、サ旅へ!と、久しぶりの宿泊です。
こちらのホテルは、神戸の港の一番先端に突き出した形で建っており、その一番奥の海側に面した部分に、今はスポーツジムの経営となっていますがホテル付属の施設としてプールとサウナがあります。
ホテル宿泊者は別料金でジムを利用する事が出来るので、チェックインしたらすぐに水着を持ってジムへ。
水着を着てプールとサウナを行ったり来たり。。
果てしなく広がる海に面した壁はガラス張りで、東側には広がる街や橋、人工島を眺めることが出来て、その景色は夜にはそれはそれは美しい夜景へと。。
冬でも温かいプールから海辺の美しい景色を眺め、サウナでは、薄暗いウッドの部屋に丸く抜かれた窓から、ゆきかう船や、果てしなく広がる海を眺めることが出来ます。
こちらは、なぜかいつもほとんど人がいなくて。。
今日も遠くの方でホットヨガをされてるお一人お二人以外、プールサウナエリアは私たちだけ。
そこでこっそり私から家族というお客様に、アウフグースのサービスを♪
娘から熱波師「パシみ パシ子」という名前をもらって、しばしエンジョイ。
いつもなら男女別れてのサウナですが、水着を着ているので、誰もいないホテルのプール&サウナで家族みんなで楽しめました。
こちらは水風呂がないのが残念なのですが、プールサイドから、それはそれは広いデッキに出ることが出来ます。
熱く火照った体を、冷たい海風が優しく、時に激しく通り過ぎていきます。
体からは湯気が立ち昇り、カウチに横たわり。
上に目をやれば、月とオリオン座に見守られ、海には灯りを灯した巡視船や観光船がゆっくりと行き交います。
デッキを歩いて東側に行けばメリケンパークを眺める事ができ、正面では大海原が広がる。
西側に行けばMOSAICの観覧車や造船所を見ることができます。
こちらの造船所では毎回変わった船舶を見ることが出来たりもします。
今回は自衛隊の潜水艦が停泊していました。
一度は主人が進水式に参加した大型船舶がたまたまドックに入っていて、これが言ってた船なのねと、家族みんなで眺めた思い出も。
そんなことを思い出しながら、海に向かって目を閉じて、風の音と汽笛の音を聞きながら、「トトノイ」を感じる。
子どもたちが小さな頃から訪れているこのホテルは、私たち家族の大切な思い出の場所となっています。
と、まぁホテルの思い出話はさておき。
ポーランドです♫
そんなホテルからの帰り道、大丸でお土産の神戸スイーツを買って帰ろうとバス停近くで車から降りました。
戻ってきてちらっと対面のビルを見上げたところ「ポーランド食器」と書かれた文字が。
ガラス張りの向こうに沢山の食器が並んでいるのが見えて
「ちょっと行ってくる〜♫」
狭い階段を登った先にはポーランドの食器がたくさん並んだ、あたたかい空間が広がっていました。
お店の名前は「ツェラミカ」。
お店の方からいろんなお話を伺いながら、一目惚れしたこちらの器を購入しました。
スタンプのものもありましたが、こちらはすべて手書きのもの。
美しい模様と色合いが、ポーランドと私のファーストコンタクトとなりました。
お店に飾ってあったポーランドの地図。
こちらのボレスワヴィエツという村の工房で作られた食器とのこと。
14世紀から陶磁器が作られ始めたこの地域は、第一次、第二次世界大戦など幾多の争いに翻弄されながらもその独特な模様が主にアメリカでブレイクして、世界中で愛される食器へと発展しました。
独特の様々な模様が特徴で、街には大きなポットのオブジェもあるんですよ、とお店の方。
ポーランドってめちゃくちゃ寒いですよね。
冬になったらそのかわいい大きなポットに雪がたっぷり積もるんでしょうね♪
見てみたい〜!!
と、話も盛り上がりつつも家族を待たせていたので慌ただしく失礼しました。
もっとゆっくりお話も伺いたかったけれど、帰ってからポーランドのことをいろいろ調べて、美しい陶磁器とはうらはらの波乱の歴史も再確認して。。
改めてヨーロッパ文化の美しさと歴史の複雑さと、それでも伝統を守り続ける人々の逞しさを感じるきっかけとなりました。
幾多の戦争を乗り越えて今のポーランドとなった国から、今はこうして海を超えて我が家の食卓にもポーランドの食器が並ぶ時代になりました。
お気に入りのパンを盛りつけて、素敵な器とともに今夜はラクレットパーティーです。
ポーランドの歴史に思いを馳せながら。。
いただきます。