今夜は燻製パーティー!!
初穫れの枝豆に主人から
「半分は燻製で食べたいなぁ!」
とのリクエストが。。
なら、今夜はスモークナイトにしちゃお♫
と急遽、燻製パーティーとなりました。
以前から燻製大好きな私がいろいろとトライしていたのですが、酸味が出たり、香りが付きすぎて苦くなったり。。
今日は完璧!と、仕上がりに満足出来たことがなく、トライしては心挫かれる調理法でした。
そんな折、たまたま見つけた燻製専門のレストランで主人とランチをいただいた時、「自宅でしてもなかなかこんな風に美味しく香りがつかないんですよね」とこぼすと、お店の方がいろいろと悩みを聞いて下さって、大変親切に燻製について教えて下さいました。
今日は私にとっての燻製の師匠から教わった数々を駆使して改めてのチャレンジです。
結果、今までで一番美味しく出来たので、自分なりに改良した点も加えて我が家の燻製のやり方を記録することにしました。
たぶん、燻製器の大きさや材料などでもいろいろと変わってくるんだと思います。
なのであまり参考にならないかも知れませんが、絶対に守らなくてはならないのは材料の水分をしっかり取ること。
水分は燻製すると酸味に変わります。
やはりプロの方は徹底して水分をきちんと取っていらっしゃるようでした。
材料ごとに丁寧に下準備をする、その姿勢は全てのお料理に共通する大切なこと。
プロの方のお話を聞いて、アウトドアの延長でスモークすればいいと適当な心で挑んでいた自分を恥じ、燻製を一つの料理として真剣に向き合おうと思った瞬間でした。
ところで、我が家の燻製器はこちら。
いろんなお知恵を拝借して自分なりに作った自家製の燻製器です。
燻製はお鍋を痛めるのでお安い鍋を購入し、そこに100均で買ってきたザルや網を入れたもの。お鍋は蓋をするので蓋付きのものを買いました。
お鍋の大きさは幅27cm高さ19cm
鍋底に薄く桜チップを広げます。
底に小さなザルを置き、その上に一回り大きなザルを置きます。その上に網をおいて。
網の上にそのまま、もしくは細かな食材はアルミホイルをしいて乗せ、蓋をしてカセットコンロの上で火をつけます。
しばらくすると煙が充満し始めるので弱火でキープ。
焦げないギリギリで、火を止めてしばらくおきます。
頃合いを見て、味見もし、食材を取り出します。
チップが焦げていたら次の食材を入れる前に全て取り替えます。
横に空のバットを用意しておき、要らなくなったチップをそこに入れていきます。
また、別の食材を網に乗せ、蓋をして火をつけ煙が充満したら弱火にして頃合いを見て火を止めてしばらくおく、を繰り返します。
味見はできれば他の人に見てもらう方がよさそう。
燻製の香りいっぱいで、作ってる本人は香りがついているのかどうなのかわからなくなっちゃいます(笑)
また、ほのかに香りがついてるくらいでも、少しおいてなじませていると、冷めた時により香ったりもします。
さて、食材は予め火を通すかそのままかは厚さと火の通りやすさで判断します。
ちなみに
枝豆は予め火を通します。
食べられる程度の固茹でにしてキッチンペーパーをしいたバットの上で水分を取ります。
しっかり取ることが一番のポイント。
そのまま2.3時間かわかします。
ベーコンの薄切りは、水分を一枚づつ丁寧にとり火を通さずそのまま準備しておきます。
フライドポテトは直前に揚げて塩をしておきます。
ウインナーは軽く火を通しておきます。
アーモンド・ガーリックチップス・コーンビーフはそのまま。
いよいよ燻製していきます。
一品づつ燻製していくので結構時間がかかります。
夕方くらいから飲みながら燻製していって、全部燻製し終わってから「始めましょう♫」くらいがちょうどいいかも。
その頃には香りも落ち着いてしっかり風味を感じられると思います。
お料理も燻製だけでは飽きてくるので、お野菜などの前菜を何品か用意しておくといいかもしれません。
お腹いっぱいになる炭水化物もお忘れなく(笑)
今夜は夏野菜の煮浸しに焼き茄子の生姜醤油、ガーリックライスを用意しました。
では燻製開始♬
お鍋の底に桜チップをしき、ザルや網をセットして上に食材をのせて一品づつ燻製していきます。
それぞれに火の通り方が違うので手間はかかりますが別々の方がいいと思います。
その方が食材もたくさん燻製器に入れることも出来ます。
アーモンドとガーリックチップスは一緒に燻製にかけても大丈夫。
大きさが同じだったり火の通り加減が同じタイミングと思える食材同士なら一緒に燻製にかけても大丈夫です。
それぞれ火は通っているので香りがつけば出来上がり。
ベーコンは薄いものなら燻製にかけている間に火が通って脂が出てきて美味しく出来上がります。
香りのついたコンビーフはマッシュしたじゃが芋と合わせてポテトサラダにしました。
燻製の香りのポテトサラダはワンランク上の美味しさ♫
燻製パーティーで食べきれなかった食材は後日応用していろんなお料理に使えます。
ベーコンなどは炒め物に使ったりすると燻製の香りがほどよく、ベーコンエッグなどもワンランクアップ。
翌朝の朝食にカリッと焼いた薄焼きパンとトロッとした半熟目玉焼きと一緒にいただきます。
アーモンドやガーリックチップは冷蔵庫に入れてしまうと湿気がついてしまうので室温で早めに使い切るのがオススメ。
カルパッチョのトッピングなどで使って燻製と合わせて一皿作ってもいいかもしれませんね♪
燻製からのお料理作り、アイデア次第でお料理の幅も広がりそうです。