太陽の恵みをたっぷりいただく、夏のおもてなし「ラタトゥイユ」
トマトを1kg使って時間をかけて旨みを凝縮します。
他にも茄子、ズッキーニ、パプリカなど旬の野菜をたっぷり使って。。
お野菜の命をいただく有り難さ、夏を身体で感じる最高の一皿です♫
結婚して初めて作ったあの日から、その美味しさと、たっぷりお野菜をいただける有り難さで、夏になるとよく作るようになりました。
子ども達が小さい頃はしょっちゅう作って食べていたラタトゥイユ。
幼稚園に行っている間に朝から煮込んでおきます。
午後お迎えに行って一緒に帰宅すると、お玄関にはラタトゥイユのいい匂いが漂って。。
その香りを覚えていてくれたのか、久しぶりに作ったラタトゥイユに、大学生になった息子が帰宅するなり
「ただいま〜。いい匂い!晩ごはん、なにで何時ころ?」
と、聞いてきました(笑)
いつもは決して「いい匂い!」なんて言わない無口な息子。
あ、無口なのは母に対してだけ、だけど。
クスン。
でも、「いい匂い!」と言ってくれたのは、ラタトゥイユの香りが、小さな頃の幸せな香りとして記憶に残っていてくれているのかしらん。
もしそうならば、心をこめてお料理を作り続けてきた母として、とっても嬉しいことなんだけどナ。。
と、ほころんだ笑顔で思いを馳せながら、お鍋をぐるぐる、かき混ぜました♪
☆レシピ☆
「香りの記憶 夏のラタトゥイユ」
(材料)13×20×10の容器にいっぱいの量
ニンニク 3〜5片
トマト 1kg(冷凍でも可)
玉ねぎ 大1個
パプリカ 2個
茄子 3本
ズッキーニ 2本
マッシュルーム 小20個
オリーブオイル 適量
白ワイン 300cc
ローリエ 1枚
塩 小さじ1
砂糖小さじ1
(作り方)
・ニンニクはスライス
トマトはミニトマトはそのまま、大きなトマトはざく切り
冷凍でカットできなければミキサーするのでそのままでも大丈夫です
玉ねぎ・パプリカ・茄子・ズッキーニ・マッシュルームは、好きな大きさに切る
今回は煮込んでも形がわかるように結構大きめに切りました。
小さく切って、トロトロに仕上げてもよし。
お好みでどうぞ。
・小さなお鍋に白ワインを入れ、半量になるまで煮詰めておく
・大きなお鍋にオリーブオイルをひいて、トマトをすべて入れる。
・軽く混ぜ合わせて蓋をし5分ほど中火弱で煮てトマトを柔らかくする
・トマトの大きさ硬さにもよりますが、だいたい柔らかくなればバーミックスかジューサーで液状にする
ボウルにザルなどで濾し入れ、種や皮を除く
・鍋は洗わずにオリーブオイルをたっぷり追加してニンニクを炒める
・香りが立ってきたらすべての野菜を入れて混ぜ合わせる
・ある程度火が通れば蓋をして中火弱でシュエ(野菜に汗をかかせる)する
時々蓋をあけて焦げないように、まんべんなく火が通るように全体を混ぜる
・カットした大きさにもよるが小さい場合は10分ほど、大きければ20分から30分ほどシュエして、野菜に火が通れば、濾したトマトと煮詰めた白ワイン・ローリエ・砂糖・塩を入れる
・蓋をして沸騰するまで待ち、沸騰したら蓋を外す。
静かにフツフツしている状態をキープできる火加減で水分を飛ばしながら、時々かき混ぜながら煮込んでいく
途中味をみて塩・砂糖で調整する
・仕上がりは下の写真の状態
煮込み始めのだいたい半量ほどになります
ここまでだいたい2時間30分ほど煮込んで仕上げます
そのままでも、お好きなパンに乗せて召し上がっても、お肉料理のソース代わりに付け合わせとしても美味しい。
ワインがすすむ、夏のお料理です♪