美味しいしあわせ

くつろぎのひと時のお料理やお菓子とお酒 季節の花と緑

リンゴのシナモンジャム


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リンゴとシナモンは まるで生まれる前から出会っていたかのように仲良し♫

お互いを引き立てあって 美味しくおいしくなります

シナモンパウダーでもいいけれど やっぱりスティックを使った方が 上品な香りとちょっぴりのスパイシーさを感じることが出来ます

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☆レシピ☆

 

「リンゴのシナモンジャム」 

(材料)

リンゴ 2個

砂糖 160g

シナモンスティック 2本

バター 100g

 

(作り方)

・リンゴの皮と芯を取り除いて 微塵切りし フライパンに入れ 砂糖とシナモンスティックを入れて火にかける

・クツクツして水分が出てきたらシナモンスティックを絡ませながら30〜40分ほどごく弱火でじっくり香りを移す

焦がさないようにゆっくり

途中焦げそうになってきたら極少量づつ白ワインを入れてゆるませる

・シナモンスティックごと容器に入れ 2.、3日寝かせて香りを移しなじませる

・2、3日経ったらシナモンスティックを取り出し リンゴだけをお鍋に移す

鍋にバター100gも入れて軽く溶かし どちらも温まりゆるんできたら 火をとめてバーミックスでペースト状にして出来上がり

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10枚切りの薄いパンにのせてトーストしたものを 軽くバーナーで炙って焦げ目をつけました♫

焦げ目をつけたのは美味しそうに見えるから(笑)

もちろんこんな手間をかけなくても 普通に焼いただけで充分美味しくいただけます!

薄切りパンに乗せていただくのは私の敬愛する名探偵「ポワロ」を見習って♪

イギリスでは知らぬ人はいないであろう「ポワロ」は アガサ・クリスティの作品に登場する主人公の探偵です

本とドラマでは 色んなところが少しづつ違うようですが 私はドラマでポワロを知りました

父がミステリー好きでアメリカの「刑事コロンボ」があると必ず見ていて

私も幼いながらその名推理とともに アメリカのパーティーやら ショーやら 映画のスタジオやらの華やかなシーンに 異国の文化への憧れをつのらせていました

大きくなっても やはりミステリー好きの血は受け継がれているようで 「名探偵ポワロ」と出会ったときには それはもう夢中で 何回も何回もその名推理 画面の美しさ ポワロの気品に圧倒されながら拝見しました

大好きなポワロ!

ですが 彼のことをよく知ると 正直

あまりお友達にはなれないなぁ(笑)

と思えるほど几帳面な人物です

置物が曲がっていると必ずまっすぐに整え 外でベンチに座るときには必ず椅子が汚れていないか確認してハンカチーフをひいて座ります

コロンボとポワロ

アメリカとイギリス(厳密に言うと彼はベルギー人ですが)

かたやいい加減 かたや几帳面

元は同じ民族のはずですが こんなにも国民性が違うのかと 

またとりまく環境の違い(時代が違うので厳密には比べられませんが)シリアスな身分や階級という区別のあるなしなども 見ていて大変勉強になります

そして コロンボとの大きな違いの1つに

ポワロが大の食通であるということがあります

美味しいものが大好き!

食べ物へのこだわりは 彼の人生の楽しみの大きな1つであると感じられます

自宅での朝食は決まって

耳を落とした薄切りパンを3センチ角ほどにカットしてお皿に美しく並べたものに 赤いジャムをきちんと1つづつ均等に美しくぬったもの

その一連の決まった所作を途中で邪魔されたときの彼の苛立ちは 気の毒 だけどコミカル(笑)

几帳面な人の哀愁を 見事に表現したシーンだと私個人的には好きなシーンです

彼ほどではないけれど 私も少し似たところがあるから カナ?

彼の悲しい性(さが)に 自嘲をこめて微笑みます(笑)