
ご家庭で「焼き魚」
どんな風に焼いていらっしゃいますか
魚焼きグリルという方が多いでしょうか
私もその一人
ですが後でグリルを洗うのが面倒な時はたまにフライパンで焼いちゃうこともあります
フライパンで焼くとちょっと油っぽく仕上がる気がしますがサバなんかだとかえって出た脂で香ばしく焼ける気もします
昨年ドイツから日本に出張をかねて帰国したお料理はプロ級の先輩が
「魚はオーブンで190度18分がふっくら焼けて最高なのよ」
と教えてくれました
そういえばヨーロッパのキッチンに魚焼きグリルはない(ないよね?)けれどお魚料理はあります
どうもお魚を焼く時はフライパンかオーブンでというのが主流のようです
そこで今回私もお魚をオーブンで焼きました
教えてもらった通り身がふっくら焼き上がりこれから魚はオーブンでが我が家の主流になりそうです
ただ庫内に魚の匂いが残るので最後は拭いてから「庫内脱臭」モードで運転します
面倒と思われるかもしれませんが電子レンジはたまにコレをすると匂いが取れるのでキレイに使う事ができます
食洗機なんかもたまに空で食洗機用洗剤を入れて洗浄するとニオイもなくなり清潔に使うことができると義妹に教えてもらってからは定期的に洗浄するようにしています
小さなお掃除って大切ですね
さてこのお料理は昨年クリスマスパーティーでお出しした一品
全部その通りに作ると面倒かもしれませんが白身魚にこのソースだけでも美味しいです
☆レシピ☆
「魚介と野菜のグリル ソースジャポネ」
(材料)
鯛切り身 海老 帆立貝柱
ズッキーニ ヤングコーン マッシュルーム 蓮根 ごぼう じゃがいも
全て適量
〈ソース〉4人分
にんにくペースト 少々
バター 40g
白ワイン 80cc
砂糖 小1.5
鎌田のだし醤油(薄口醤油) 50cc
みりん 50cc
生クリーム 50cc〜
(作り方)
・鯛は骨を全て取り除き一口より少し大きめにカットして軽く塩し冷蔵庫で保存
鯛は焼くと縮むのであまり小さくしないこと
・貝柱は分厚ければ半分の厚さにスライス
大きさも一口大ほどに切る
・海老は皮を剥き背中を開かずに身の途中から竹串などで背ワタを取り洗って水分を取る
・ごぼうはピーラーで薄くそいで水でよく洗い水分を取ったら人数分に分けてそれぞれまとめてくちゃくちゃにした状態で揚げる
・じゃがいもを洗って30分茹で皮を剥いて裏ごしする
軽く塩して温かいうちにバターを入れ牛乳で少しゆるめてペースト状にして置いておく
・マッシュルームとベビーコーンは半分に切りズッキーニは2センチに蓮根は1cmにスライスして軽く塩して油をひいて焼く
野菜を焼いた後のフライパンを一度洗う
・洗ったフライパンに油をひき海老と帆立に軽く塩してサッと火を通し柔らかく仕上げる
次の鯛はフライパンをそのまま使います
・鯛は出た水分を拭き取りフライパンに油を少々ひき皮目を下にして置いて上から少し押して熱で反り返らないようにして少し強火で皮目にしっかり焼き色をつける
このあとオーブンで火を入れるので皮目だけ焼きます
・オーブンを190度に予熱する
・トレーにキッチンペーパーをひいて皮目を下に鯛を並べ190度のオーブンで焼く
鯛が薄ければ5分ほど分厚ければ10分ほどと厚さと先に皮目を焼いた時の火の入り具合で時間を調整してふっくら中まで火を通す
(ソース作り方)
・魚介を焼いたフライパンの余分な油だけ拭き取り旨味を残した状態でバターとにんにくを入れて旨味をこそぐ
・白ワインを入れて煮詰め酸味を飛ばす
・醤油 味醂 砂糖を入れてアルコールを飛ばし味を見て生クリームで量を調整する
(盛り付け)
お皿にポテトペーストを少量おいてそこに鯛を乗せまわりに海老やホタテ野菜類を立体的にあしらいソースをまわりに流し入れる
お皿をグルリと斜めにして回すとソースがお皿の底面全体に広がる
ごぼうのフライを形よくあしらいお出しする
日本の美の様式に「余白の美」があります
今回はソースを余白に見立て仕上げました
一皿をどう見せるか考えるのも楽しいものです