母が電話で蕪のスープを教えてくれました
コンソメスープに蕪のすりおろしを入れるとのこと
それなら欲張ってコンソメにオニオンとベーコンの旨味も足して
すりおろしだけでなくさいの目も入れて食感も楽しめるように。。
と私の欲望のままに作ったら最高に美味しい蕪のスープが完成しました
家族もみんな気に入ってくれたようで
これから毎年この季節の味となりそうです
ところで「蕪」
なんと読みますか?
私は「かぶら」
でもそう読むのは関西だけなんだそうです
ポピュラーなのは「かぶ」
けれど正式名称は「かぶら」で語源は
室町時代の宮仕えの女房たちから「おかぶ」と呼ばれていたのが変化したとか
頭のようなので「かぶり」から
また根を意味する株(かぶ)からなどの説があります
また蕪は多数品種があり主に西日本の品種は葉や茎に毛があるものが多く東日本はツルツルしたものが多いとのこと
我が家の蕪も葉や茎に毛が生えています
採りたてはちょっと痛いほど。。
この東西の品種の「天下分け目」がどうやら「関ヶ原」らしく農事関係者はこのラインを「かぶらライン」と呼んでいるらしい
かぶらライン。。(笑)
合戦の地「関ヶ原」
とかく分け目になりがちです
☆レシピ☆
「オニオンとベーコンの旨味 蕪のスープ」
(材料)4人分
玉葱ソテーしたもの 大3
ベーコン 30g
水 600cc
蕪 2個
(うち1個の1/2をさいの目切りにする)
コンソメ顆粒 小2
塩少々
※ベーコンは普通のベーコンでもいいけれど今回私はパンチェッタ(生ベーコン)を使いました
パンチェッタは豚のバラ肉に塩をすり込んで一ヶ月以上熟成させたもの
旨味が非常に強くて美味しいです
(作り方)
・オニオンスープ用のソテーを作る
このスープだけのために作るのは時間がもったいないので玉葱を2個か3個分ほど細切りにしてたくさん作ります
余った分は平たくして冷凍庫へ
必要な分だけ取り出してお水とコンソメを入れるとオニオンスープになります
フライパンに油をひいて玉葱スライスを入れ火をつけ少し炒めたら蓋をして煮るようにしながら炒めていきます
玉葱から水分が出るので焦げにくいですが 気をつけながらたまに混ぜては蓋をするのを20分〜30分ほど繰り返します
その後蓋を取り水分を飛ばしながら30分ほどかけて炒めた色を玉葱にまとわせるように炒めます
合計で1時間ほどかかります
・蓋をして炒めている間に蕪の皮を剥いて1個の半分ほどを細かなさいの目に切り残りをボウルにすりおろします
出てきた水分も使うので捨てないで下さい
・ベーコンをある程度細かく切る
・鍋にベーコンを入れて香ばしく炒めたら玉葱ソテーを入れて水を入れ鍋底の香ばしい旨味をこそいで溶かす
アクが出ればすくい取る
・バーミックスなどでミキサーしコンソメと塩少々する
・蕪のすりおろしを水分ごと入れ さいの目にしたのも入れて5分ほど中火弱で煮る
アクが出ればすくい取る
・味をみて足りなければ塩して火を止める
今回は蕪をメインの食感にしたかったので蕪を入れる前にミキサーしましたが
具だくさんという風にしたければミキサーする必要はありません
栄養満点というお味ながらも蕪のすりおろした優しいお味と食感が心をほぐすスープです
食事制限がなければ病気の方や食欲のない方にも大変オススメです
栄養たっぷりの美味しさと
誰かを思って作った温かなココロを
ボナペティ!