今年も、柚子の季節。
毎年この時期になると、柚子の木を植えている私の実家や親戚から山のように柚子をいただきます♫
柚子にはこうした鋭利なトゲがたくさんついて。
柚子の収穫は、本当に本当に大変なんです。
その苦労を頂戴する有り難さ。
頭が下がります。感謝!
天然のオーガニックな柚子。
採れたては風味も香りも格別です♫
フレッシュでしばらくいただいて、残りは冷凍しておきます。
皮はすべてすりおろして、果汁はもちろん絞って一緒にしてジップロックへ。
おうどんのおつゆに入れて。
焼き餅のお醤油に少し。
田楽のお味噌に混ぜて。
柚子を入れると一気に香り、味共にふくらみます。
その中でも我が家のお気に入り♫
柚子の全てをふんだんに使い切ったお鍋をお楽しみくださいませ。
「まるごと柚子のみぞれ鍋」
(材料)
鰹とお昆布の濃いめのお出汁 1.5L
柚子 大きいもの1個半
(大きさによって個数を変えて下さい。入れすぎると酸っぱくなるので味見を忘れずに♪)
大根 1本
塩 大1
鎌田のだし醤油 50cc
みりん 50cc
〈具材〉
豚バラ、豚つみれ、鴨肉など(脂が多いお肉が合います)
白菜、菊菜、水菜、お葱、お豆腐、えのき、しいたけなど
〈シメ〉
生ラーメン、うどん、焼き餅など
(作り方)
・野菜は適当な大きさに切る。
(白菜は軸と葉に分けて切る。葉は少し大きめにカット。軸は縦半分に切ってからそぎ切りし、最初に食べる分をお出汁に入れて軽く火を通しておくと、後の具材は入れてすぐ食べられるので、時間差なくすべての具材をいただく事ができますよ♪)
・鰹とお昆布で濃いめのお出汁をとる。
・お大根を一本皮をむいてすりおろす。
ザルにあけて大根の汁はすて、軽く汁気をとったものをお出汁に入れる。
・塩、醤油、みりんを入れる。
・白菜の軸を水気を切って入れる。
・柚子の皮の黄色い表面をすりおろし、果汁を絞り、両方をお出汁に入れる。
(皮の下の白い部分が入ると苦味が出るので黄色い表面だけすりおろしてください♪)
・温めながら味見をし、足りなければ適宜追加して下さい。お出汁の風味が飛んでしまうので沸騰させないように気をつけて♪
(この段階ではお肉の脂が入ってないのでわりとあっさりした味付けです。塩味と酸味、柚子の香りを調整して下さい。)
・白菜の軸にあらかた火が通ったら、土鍋に移し替える。
(量が多いので、具をお玉ですくって少しづつ。最後のスープもこぼさないように気をつけて入れ替えてあげて下さい♫)
こんな感じ。
・土鍋を火にかけて、お野菜、お豆腐、お肉をたっぷりいれます。
豚バラの脂が柚子とお出汁にコクを与えてくれます。
温まったら召し上がれ♫
柚子の風味たっぷりのお出汁のきいたお鍋です。
最後の〆。今日はおうどんで。。
私は生麺のラーメンが好き(笑)
生麺は一度別のお鍋で茹でて小麦粉をおとしてからお鍋に入れて下さいね♪
お正月明けには、余ったお餅を焼いて「焼き餅スープ」も美味しいですよ♫
柚子の香りは、私にとってお正月の香り。
年末に実家の寒いお玄関で、大ぶりの枝物と花々を大きな壺に生けている母の姿や、遅くまで大掃除をしている父の姿を見ながら、いつもと違うピンとした空気のなか漂うお節料理の香りの一つです。
忙しくて普段の料理にはなかなか使わない柚子を、母がお節料理にはふんだんに使って。
器を作ったり、お膾に入れたり、お玄関に葉付きのものを飾ったり。
そんな思い出の香りです。
我が家で柚子鍋を作る頃、お正月の足音が遠くから聞こえてくるような気がします。
お年賀状作りにお節料理の算段。
その前にクリスマスパーティーの準備(汗)
今年は集まることが出来るかしらん?
忙しない日々の始まりを感じながら、つかの間ほっこりする、家族団らんの柚子鍋です♫