県内ではほとんど昆布が採れないけれど
昆布の消費量日本一の富山県
その理由には北前船と北海道の開拓が深く関わっています
北前船について詳しくは「北海道旅行 1日目」に紹介していますのでよければブログ内の検索欄で「北前船」と検索していただくと出てきますが
北前船によって北海道から運ばれた物資は 中継地点である富山の港でも取り引きされ 富山で昆布料理が深く根付くきっかけとなりました
また北海道の開拓には様々な地方の方が向かわれましたが
特に富山の人々が昆布の産地である羅臼に数多く移住されたり出稼ぎに訪れられたことでふるさとに昆布を送ったりして富山でたくさんお昆布を使ったお料理が作られ食文化として深く根付いたという経緯があります
富山の昆布料理はたくさんありますが
有名なのは昆布のおにぎりと昆布締め
主人が富山に単身赴任していた頃はしょっちゅうサスの昆布締めを買ってきてくれました
「さす」の昆布締めは富山の名物
さすって何のお魚かしらと改めて調べてみたらどうやら「カジキ」のことのようです
また薄く昆布を削ったとろろ昆布をおにぎりにまぶしていただくのも富山の名物
これは当時大阪からサンダーバードで富山に帰る主人に道中の晩ごはんにと毎回握って持たせた思い出のおにぎりです
今回はそんな富山県人大好き
お昆布で作った一品です
先日富山に旅行した際 当時から通うお店「吟魚(ぎんぎょ)」さんでいただいた一品をお家でも食べたいと主人からリクエストされて作りました
レシピは私の想像ですが
シンプルだけど塩昆布の旨味を生かした
混ぜるだけ簡単の美味しい一品です
☆レシピ☆
「富山の味 塩昆布で漬ける胡瓜」
(材料)
胡瓜 4本
胡麻 大2
細切り塩昆布 大4
塩 少々
(作り方)
・胡瓜の皮をシマシマにむく
・2cmの厚さに切りボウルに入れ軽く塩してザッと混ぜ合わせ3分ほどしたら水で何度か洗ってキッチンペーパーや日本手拭いなどで水分をしっかりとる
・ボウルに戻して胡麻と塩昆布をいれてザッと混ぜ合わせる
すぐに食べると胡瓜のパリパリとした食感とお昆布の美味しさが感じられます
半日ほど冷蔵庫に寝かせると水分がでてきて胡瓜がしんなりしてお昆布の旨味が染みて美味しい
どちらでもお好みでどうぞ
また胡瓜の切り方を変えて薄切りにして混ぜすぐにいただくのも美味しいです
器は実家から一緒に嫁いできたせともの
お気に入りです